丹波篠山で1797年の創業以来、真摯に酒造りを続けて来た小さな酒蔵です。
特に地酒は、地の米、水を使い、その地の独特の気候・風土の中で、麹菌や酵母菌が杜氏の慈しみを受けながら、存分に働いた結果生まれるものですから、各蔵によってそれぞれ独特の味(コク)があって然るべきです。その地で飲む時には、どこの酒にも負けない酒、それが地酒であり、ふるさとの酒なのです。盃を傾ける時、ふるさとが浮かび、あるいはその地に思いを馳せ、やすらぎやゆとりを覚え、羽化登仙の境地に至る酒、そんな酒造りが地酒蔵の使命だと思います。(社長 西尾和麿氏談)
2003年、鳳鳴酒造本社の主屋・仕込蔵などが、国の有形文化財(建物)に登録されました。